私は,一人暮らしのため,今は元気だが将来もし自分が病気などで判断能力が落ちることを考えると心配で,そのような場合に備えをしておきたい。何ができるのでしょうか。

本人に判断能力が十分ある時点においてなら,本人が信頼できる第三者との間で契約をして,判断能力が不十分な状態になった場合に生活の世話・看護,財産の管理を委託をする制度として任意後見制度があります。この制度を利用すると,自分に判断能力が無くなったときに,どのような生活や財産管理をしたいか予め定めておけば,自分の希望に沿った後見事務をしてもらうことが可能です。
なお,任意後見契約は公正証書によることが必要です。